義理の母

 姑がちょくちょく押しかけてくる。そして、箸の上げ下ろしにまで注意される。

 箸がなくて文句を言われるなら判るけど、箸が2センチずれてるみたいなカンジでそれこそ、その日の気分で言ってくる。

 何かひとこと言いたいんだろうなぁ、とは、思う。

 今日は、お茶が入ってない。○○がなってなかった。何で○○したの? と言われてしまった。(質問ではなく、詰問。一番効率的と思ってしたのだけど。っていうか、他に方法なかったですよ)

 わたくしはお義母様が失敗なさっても、気づかぬふりで、指摘したりしたことございませんけど。

こっそり修正したり、ご無礼の謝罪に伺ったりしてますけど。

ご存知ないですよね。ご自分のことは大気圏外の上の棚ですものね。

 姑って、もしかすると一生縁が切れなかったりするのか。嗚呼、絶望的。

 今の私の唯一の救いは、この姑みたいなひと、職場の先輩だっていうこと。

 有難いことに、私の義母は度胸のあるさっぱりした人で、私に「うちの嫁」としてなんて面倒な要求をした事がない。

 あ〜あ。

「彼女、他に行くところ(部署)ないから」ってさ、何の慰めにもなってないですよー、部長。

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