「ねえ、今日雨降る？」（夫）
洗濯の外干しや通勤着をどうするか決めるために朝は
たいてい雨雲レーダーをチェックしている。
「傘持っていきなさいよ」と私が答える。
そのくせ
濡れて帰って来た。
「傘持っていけって言ったよね」
「そうなんだけど、忘れてった」
出張の準備で「セーターが見当たらないんだけど」
（あるべき）定位置のチェストを探す。
「あったよ」
「さっき探したんだけど（なかった）」
先日の土曜日急遽出勤になった。
休日出勤好きな人はいないでしょう。
私は、家族をおいて出勤がホントに嫌だ。
疲れて帰ってくると下手すると昼の食器どころか、朝の食器もそのままのシンクだったりする。コップを使い果たし、洗っていない。帰ってきてお茶でも飲もうかと思うとコップを洗うところから始まる。
夕食ができているわけがない。
ひとつ気がかりもあった。
息子が夕方から塾に行くのだが、その前のひと騒動がクリアできるか、である。
迎えに来いだのなんだのうるさいので、怪しい天気の時は傘を持っていくよう息子に伝える。準備していても水筒を忘れたりするので声をかける。
夕方、帰ってきて夫に確かめた。
「傘持っていくように言ってくれた？」
「そんなことするわけないだろう。もう、中学生だよ。過保護すぎるよ」
案の定、息子は雨にあって濡れて帰ってきた。
姉に電話した。
「どう、思う？あたし過保護かなあ」
「今どきの親ならそれフツーだよ。皆手塩にかけるどころか、粗塩塗りこんで、育ててるじゃん。それ、スタンダード」
だよね。大体、自分だって出かける前に私に確認してるじゃん。どこが過保護だ。
それ自分のことかしらね。