「指導の法則性って言うか、根拠が見えないんですけど。昨日はこの〇〇の件右だって言ってたけど、今日は左って説明されてホントはどっちなの?」
「あー、済みません。あの人の説明のエビデンスは今日の気分なんですよ、多分。
〇〇さん(私の事)の指導は私がするからって嫌に張り切ってて、私達はノータッチなんです」
「でも、いきなり概要説明なくて細部仕様の説明になったりするから、ついていけないんだけど。 メモを取るにもあの早口だし略語の羅列もついていけなくて、なんでも聞けって言うから聞いたら怒りだして自分で調べろですって。
そして最後は、だからこうすれば良いのよ!どうすればいいのか要領を得ない説明で。
私に技は盗んで覚えろとでもいうつもり? あの人の説明ってあくまで経験則って言うか手前味噌で根拠薄弱なんだけど」
「だから新人教育の時とか、他社の営業の人の対応の時とかは偉そうなんですよ。社内のキレ者とか、絶対自分より経験もある人との対応には出てこないんですよね。論破されるの分かってるから」
まぁ、私は与し易しって見られた訳で。ただねぇ、私よりここの部署の経験値ある若い子もあの人の説明で目を白黒させてたから、やっぱり余程わかりにくい説明ってことなんでしょう。
というか相手が見えてなくて、説明しきるには勉強不足で、でもあれで、10年からこちら在籍でしょう。
何だか哀しいわねぇ。 あれで「あたしったら、配属された場所で花開くタイプなのよねえ」ってのたまってたから、腰が抜けそうになった。