受験狂騒曲 vol.1

私もついに購入する日が来たのか。是非欲しい訳ではないが、シーズンを逃すと後から欲しくなっても本屋に並ぶことがない「学校案内」。

こればっかりは変遷が激しいので去年のものではあてに出来ない。購入を悩む程の価格でもない、念の為購入した。まぁ、一生に一回の買い物だ。

しかし、目新しいニュースは、ないようだ。一昨年から自宅から1時間程度で行ける学校は、偏差値にびびることなく説明会も学園祭もほぼ行った。

はっきり言って、説明会は、パンフレットの内容の反復。出てくる生徒や卒業生はエースに決まっているから、全く凡例にならない。明確になるのは、通学時間と校長先生のキャラの一端くらいだった。

説明会も最近はネット申し込みなのだが、人気校は混んでいる。ウカウカしていると希望日に申し込めなかったりする。これは、人気チケットのワンクリック遅れのソールドアウトのパターンかと、寒気が走ったこともある。

有名校の説明会の空き具合マークを慌てて夫と申し込んだらサッカーのワールドカップばりに何会場も設けられ、パネルスクリーンを通して説明受けたこともある。駅からの道のりを(調べなくても殉教者のような保護者の列が連なっているからすぐに分かる)多分、この道は二度と通る事はないなぁと思いつつ、ほとんど一生一回の記念行事だねなどと夫と話しながら歩いた。(ちなみに、夫は単身赴任先からわざわざ帰ってきて参加した)

名門S中学の校長先生のお話は何回か聞いた。面白い。週末の度にあちこちの会場へ出かけ、お話される先生も大変だなぁ、名門とはいえ、左団扇で構えていてもいけないのか、などと思った。

そのS中学の校長先生のお話を何回か聞いても覚えていたのは「歯磨きしないんですよ。男子校の生徒」

なあんだああ、賢くてもうちの息子とやってるこたあ同じかあ。

冷やかしのように感じられるかもしれない。しかし、どこか楽しみながら説明会参加しないと、やってられないのだ。受験前の2年間でノイローゼになってもおかしくない。世の目の色が変わる受験生の親の気持ちがよく分かった、と言うか当事者だったから。

さて、前述の購入した「学校案内」だが、結局何回もページをめくったのは、制服の写真のページのみだった。しかも、女子校の制服可愛いなあ、娘がいたら是非ともこの学校の制服を着て欲しいと妄想して楽しむのに大いに役立ったのに尽きた。

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