子乗せ電チャリ物語

有難い事に息子が生まれる前には子乗せ電動自転車が一般的になってきていた。

初乗りのころは、「アンタが乗る事になるとわね〜」と揶揄された。

私自身もコレ(前にオカマの様にデカい、子供を乗せるかご付き自転車)に乗る事になるとはと、思っていた。

当初ちょいと戸惑ったがすぐに慣れた。そりゃ、保育園の送迎は雨でも、東京なら少々の雪でも毎日乗るものだ。

この辺りは、駐車場のある場所は限られているので、小回りのきく自転車が断然便利だ。

駅前のスーパーには自家用車は置けない。

東京では車は贅沢品だなぁと思う。

夫はあまりに乗らなくて、バッテリーが2回もあがってしまい、2回ともJAFを呼ぶはめになり、やっと車を諦めた。

北海道で電チャリに乗っていた時は、見知らぬ人にそれはなんですか?と尋ねられた。

私には当たり前だったが、北海道では確かに見なかった。

雪のために半年は乗れなくなる乗り物だし、そもそもたいていの人の日常生活の移動距離が自転車での行動半径を超えている。

自転車屋さんはシーズンショップになる訳だ。

冬の機動力をどうやって確保しようかと悩んだが、意外と地下鉄と市電でどうにかなった。

車の運転が出来ないと非道民かと思ったが、交通機関が微妙な分、ホテルやイベント場には結構シャトルバスが走っている。

お陰で、夫が出張でいないのを幸いに遊べるホテルや温泉、イベント会場に息子を連れて泊まりで行ったりしていた。

但し、冬の北海道の路線バスはダイヤが全く当てにならない。今、着いたこのバスは元々何時のどこにいく便なのか到着したバスの表示を見るまで判らない。

いつ来るか判らないバスを雪の中で寒い寒いと待つ時間で、歩けば着くなと思い、息子を宥めすかしつ何回も歩いたりもした。駅前でないとタクシーつかまえるのも大変なのだ。

だが、歩き出したものの、夕方の北海道は心細く感じられた。雪はあっという間に降り積もる。東京のように街路は明るくはない。道は一本道、迷う筈はないと思いつつ、道幅自体も広いからやたらと遠くに感じる。行き交う人もいない。(あの時期、あの時間帯、あの場所、歩いている人がいる方がおかしい北海道だ)プチ八甲田山の気分だった。

子供を乗せなくなってからも、子乗せ電ちゃりは役立った。

大きいかごが前後2つあるため、結構な量の買い物ができるのだ。

もっぱら渋谷買い物は電チャリで往復することになった。

しかし、そのうちちょっと遠出はバッテリー2つ持って移動しないと往復できなくなってきた。1つだけだと「行きはよいよい、帰りは、、、、、、」って、ことになってしまう。

また、前かごが大きすぎるため、間隔の狭い、駐輪場だと停めるのに難渋する。

やっぱり、主目的がなくなると意外と邪魔感の方が増してきてしまった。

そろそろ、スタイリッシュな自転車にも乗りたいし、、、、、、。

子供を乗せて随分走った。

子乗せチャリで南平岸から羊ヶ丘に行ったり、札幌ドームに行く人ってあんまりいないと思う。

北海道、日差しも強すぎず、車道はちょっと怖かったけど、道がせせこましくなくて走りやすかった。

懐かしい思い出だ。

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